
上の2点の印鑑をご覧ください。
実はどちらも同じ名前が彫られています。
まず左の印鑑から見ていきましょう。
これは実際に某ネットショップで注文したものです。
新聞広告やテレビ通販でもよく見かけるタイプの、
ごくごく一般的な、印鑑らしい印鑑ですね。
でも、何と彫ってあるか、お読みになれますか?
そう言われてみると、なにやら呪文のようで
解読するのはなかなか難しいですね。
「印鑑とはそういうもの。読める必要はない」
そのようにお考えの方もいるでしょう。
しかし、印鑑は持ち主の権利と財産を守るものです、
「何と彫ってあるか読めない印鑑」は、ひいては
「誰が捺したのか、わからない印鑑」ともなりかねません。
それに、何と彫ってあるかわからないこの左の印鑑は、
何やらいかめしく、怖そうな表情に見えませんか?
一方、右の印鑑はどうでしょう。
パッと見は左の印鑑とよく似たタイプの文字ですが、
「読もう」と思ってよく見ると…そうです、
右の列は「安部」、左の列は「俊治」と、ハッキリ読めますね。
これだと誰の印鑑か、少しだけよく見れば、わかります。
右の印鑑のように
お客様の苗字と名前が彫られていると想像してみてください。
これだと「自分だけの印鑑だ」とはっきりわかるので
親しみやすさや愛着が沸いてくるような気がしませんか?
印鑑は捺す人の分身、つまり、もうひとつの「顔」です。
怖そうな顔より、優しげな顔の方が人からも好かれます。
この印鑑なら、捺した印影を見た相手も気に入って、
「良い印鑑ですね」と、きっとほめてくれるでしょう。
一見、普通の印鑑でも、読もうと思えばハッキリ読める。
読めるから安心して、自信を持って捺せる。
「自分だけの印鑑だ」と、愛着も深まる。人にも好かれる。
今までのどんな印鑑にもなかった、とても大きな特長です。
では、読みやすければ、どんな印鑑でもいいのでしょうか?
…いえいえ、決してそうとは限りません。
もう少し、例をあげてご説明しましょう。
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